「寛容さ」の無い日本

wataru-w2008-07-27

 いつからなんでしょう?どうも今の日本には「寛容さ」が足りない気がします。どうでも良いじゃないですか?というような事で盛り上がっているような気がします。
 1990年の前半はインターネットに接続している人はまだまだ少なくて、9割は男性が占めていましたね。その男性も新物好きな技術系の人間ばっかりでした。もしくは、「エロい」ものを求めてくる人ですね(笑) 話しはそれますが、「エロ」が無いと文化(技術)は広まらないと思っています。ビデオやDVD、アニメ等もかなりの部分は男の「エロ」が支えていると思いますよ(笑)
 最近のインターネットの普及率からして、(お年寄りには普及していないと思いますが)かなり人達がインターネットで意見交換をしているわけですね。インターネットはある意味、井戸端会議のようなものでしょう?井戸端会議のような現実の世界では顔を突き合わせることになりますから、めったなことは言えませんし、加えて日本人なんかは、面と向かって非難は中々しませんから、比較的緩やかな「寛容さ」があったと思います。それが、インターネットでは、どうなるかというと。。。匿名性に加えて、広範な人にあっという間に伝えることが出来るという特徴のおかげで、「寛容さ」が無くなっているのではないでしょうか?
 「あそび」のまったく無い精密機械は動きません。隙間と油のような緩衝材がどうしても必要です。このまま「寛容さ」が抜け落ちた日本は社会的に危機的な状況に陥っていくのではないでしょうか?と、先日のとあるテレビ番組に苦情が殺到したという記事を見て思いました。そういえば、私の亡き父もテレビ番組に良く苦情の電話や手紙を出していました。。。いまだに、理解したくない事の一つです。。。