「ときめき」と人工知能

wataru-w2008-08-01

 いきなりですが、エスキモーは雪や氷に関する言葉がとても豊富だそうですね。私も雪国育ちなので、「だま雪」とか、「雪ぼっこ」とか色々と豊富な方言がありますよ。微妙な違いやニュアンスの違いを一言で表せると言う事はそれだけ、その物事に対して関心があり、人に必要なものなのでしょうね。一方、色に関する言葉が無い民族もあるそうです。「考えること」に言葉を共有するということは重要な意味を持ちます。ちなみに、アメリカ人は英語が一番難しい言語だと思っているそうですよ。日本人も同じ事を言いますけどね。これほど多くの言葉を生み出していく人間はとっても興味のあることが多いんでしょうね。そういえば、言葉遣いで男性と女性が分かる日本語って面白いですよね。
 さて、「ときめき」というのは、女性が使うものでしょうか? 恋に関しては、女性の方がより関心があるんでしょうか?男も「ときめき」ますよ。ドキドキしたり気分が高揚したり。。。その人のことを思うだけで、もう・・・(笑) あ、最近は「もえ〜」ですか?でも、ちょっとニュアンスが違いますね。
 こういう気持ちを人工知能に教えることは出来るでしょうか?言葉と使い方は教えることは出来るかも知れませんが、実感(茂木さんのいうクオリアですかね?)を持っているわけでは無いでしょうね。では、人工知能にも身体を持たせて、ホルモンや交感神経の動きをシミュレーションしますか? と、思ったとき、人工知能を作りたいのか?人間のコピーを作りたいのか?分からなくなってしまいます。わざわざ「人工」知能を作るよりも、子供を生んだほうが早いですもんね。。。カントの純粋理性批判ではありませんが、経験を持たない知能を作ることは難しいでしょうね。人工知能に恋をさせる?
 ということで、「ときめき」を理解できない人間はいないと思いますが、今のコンピュータには理解できません。コンピュータにこういう感情が必要かどうかも分かりませんが、人間と共存していくためには、「理解」してもらわないといけませんね。
 とっても人間的な「ときめき」を大切に、いつまでも、味わっていきたいなと私は思います(^_-)-☆