欲望と独占欲と不倫と、そして優しさ

　またこの関係の話題ですが。。。考えれば考えるほど深いんですよねぇ。この話題は。
　さて、欲望って何でしょう？自分ではどうにもならない「事」、「物」を自分のものにしたいという想いですか？色々考えられますけど、ちょっと広く、こんな感じで欲望を定義して見ましょう。つまり、「欲望とは他人の物を自分の物にしたいという想い」とします。「お金」も「地位」も「名誉」も「奥さん」も全て他の人の、そして、自分では自由に出来ない事だから、「欲望」が生まれます。これらが自分の物になったとしたら？「欲望」ではありません。
　独占欲は嫉妬を生みます。自分だけのものにしたいのに、それが叶わない。そういう時が一番パワーが出ると思います。欲望は、うまくコントロールすると、よい方向にいくかもしれません。また、欲望は一見ポジティブな感情を有します。でも、独占欲に関しては、どうでしょう？ネガティブだと思いませんか？自分の家、自分のお金、自分の時間、自分の愛しい人。正当な手段で獲得した「事」なら、現代は、法律が守ってくれます。これらは、ある意味、社会的なストレスを社会がルール化して、公正に処理出来るようにしているわけです。
　偏見的な考えで言ってしまうと、不倫は欲望と独占欲が混ざっていると思います。他人の奥さんや他人の旦那さんを一時的にでも独占しておきたい。秘めた恋をしているだけなら犯罪にはなりませんが、独占欲が暴走すると。。。関係者全てが不幸になります。難しいですね。人は感情の動物ですから。。。
　仏教では、欲を捨てて「解脱」することが解決策でしょうか？みんなが解脱出来れば一番良いのでしょうけど(笑)それもなかなか難しいですよね。でも、難しそうな「解脱」なんかを求めなくても、欲を抑えることが出来るかもしれませんね。それは、「他人への優しさ」。。。自分の欲望や独占欲を抑えて、他人に優しくしてあげること。欲が過ぎれば、災いになります。好きなものは好きでも構わないと思いますが、欲は出し過ぎないように、周りの人に優しくしてあげませんか？今のところ、不倫の辛さを解決できる方法は、「優しさ」しかないと、思っています。みなさんはどう思いますか？